高樹沙耶容疑者の大麻 反社会的勢力が所持する量に匹敵 弁護士の見解

 元女優の高樹沙耶容疑者(53)=本名・益戸育江=が25日、沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を数十グラムを所持していたとして、大麻取締法違反の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に現行犯逮捕された。高樹容疑者は容疑を否認している。高樹容疑者と同居していた男性2人も逮捕された。高樹容疑者は医療大麻の推進を訴え、今夏の参院選では新党改革から東京選挙区に出馬し、落選していた。

 高樹容疑者の逮捕について「弁護士法人・響」の徳原聖雨弁護士が本紙の取材に応じ、「個人の所持量としては破格の多さで、反社会的勢力が所持する量に匹敵する」と分析した。

 徳原弁護士は、高樹容疑者が数十グラムの乾燥大麻を所持していたとされる点について「基本的には覚醒剤と同じで、個人の所持なら1グラムでも多い。それを考えると、所持で逮捕はされたが、栽培や譲渡に関しても疑われる可能性がある」とした。

 その上で「大麻の所持で有罪となれば、法律上は5年以下の懲役刑。これに営利目的が加わると7年以下の懲役と200万円以下の罰金となり、初犯といえども実刑を科せられる可能性が出てきます」と話した。

 なお、今年6月に逮捕されて懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が確定した元俳優の高知東生氏(51)は、覚醒剤と共に、乾燥大麻2グラムを所持していた。

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