月亭方正、落語家転身は東野の勧め「落語は一人新喜劇や!」
落語家・月亭方正が25日深夜にテレビ大阪系「WAZAWAZA言うTV」(火曜深夜0・12)に出演。芸人として、ダウンタウンの人気番組でレギュラーを務めるなど、安定した芸能活動を送る中で、3年前に落語家へ転身した理由を語った。
番組ゲストとして、京都のロケ先で合流した月亭方正。20歳で芸能界デビューし、リアクション芸を磨いたりして、ダウンタウンの人気番組でレギュラー出演するなど、20年頑張ってきたところで、40歳になったときに自分の人生を初めて振り返ったという。
そこで、番組MCのメッセンジャー・黒田有が「40歳で振り返った時、何もなかったん?」と直球の質問をぶつけると、「何も無い…」と脱力するような回答に、番組スタッフも含め、その場にいた人は爆笑した。
方正は「テレビのバラエティ番組の中では目立つこともできるし、20年出演してきたノウハウがあるからそれなりに笑いも取れる。でも、営業の仕事で持ちネタ披露20分のうち、2分しか持たない自分に落ちた」と単独の舞台出演となると笑いを取れない自分に気付いたという。
そのタイミングで、東京・吉本新喜劇の座長になる話が持ち上がったが自分の性分と合わないと断念。何をすればよいか迷っていたときに、先輩芸人の東野幸治から「落語は?(方正に)合ってそうな気がするし、枝雀師匠の落語聞いてみ」と勧められ、桂枝雀大全のCDを購入。聴いてみたところ、「めっちゃおもろいやん!」となり、そこから聞きこんで、試しに人前で披露した際「落語は一人新喜劇や!」と気付き、方正は落語家への転身を決めたのだった。
方正は、2013年1月より芸名を本名の山崎邦正から、高座名「月亭方正」に改名。テレビタレントと並行して、上方で落語家としても活動している。