「逃げ恥」初回視聴率は生より録画が上 帰宅後の楽しみ方様々…新垣結衣主演

 TBSが26日、同局内で定例の社長会見を開いた。10月スタートのドラマが好調なスタートを切っている中、ビデオリサーチ社が調査を始めた特に録画による視聴率、いわゆるタイムシフト視聴率と合わせた総合視聴率が「IQ246~華麗なる事件簿~」(日曜後9時)、「逃げるは恥だが役に立つ」(以下、逃げ恥。火曜、後10時)、「砂の塔 知りすぎた隣人」(金曜、後10時)といった各作品が軒並み好調であると報告した。

 第1話の各数字は以下の通り。単位は%。

 「IQ246」 リアルタイム13・1、タイムシフト8・3、総合20・3

 「逃げ恥」 リアルタイム10・2、タイムシフト10・6、総合19・5

 「砂の塔」 リアルタイム9・8、タイムシフト8・5、総合17・5

 中でも反響が大きいのは、主題歌「恋」に合わせて新垣結衣、星野源ら出演者が踊る「恋ダンス」が話題の「逃げ恥」。2回目が12・1%、3回目が12・5%と世帯視聴率は右肩上がりなことには武田信二社長は「新垣さんが魅力的で、星野源さんが多才な方だなあと」と分析しているが、注目すべきはタイムシフト視聴が上回っていることにある。

 担当者は詳細な分析をしていない想像とした上で、「ちょっと帰宅が間に合わないからというのがあるかなというのと、慌てて帰ってきて見るというよりも、お風呂に入ってからゆっくり見る雰囲気かなと思っております」と見ている。過去に試験的に取られていたタイムシフト視聴率が好調だったドラマは同局では「ウロボロス」など、ミステリーやサスペンスといったジャンルのものが主流だったという。その意味でも、「逃げ恥」がリアルタイムでもタイムシフトでも好調な点は異例の快進撃と言える。

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