たけし「力もらった」賛辞に感激 フランス・パリで叙勲式出席
仏政府は、映画監督の北野武ことタレントのビートたけし(69)にレジオン・ドヌール勲章オフィシエを授与しパリで25日、叙勲式を開催した。たけしは「新しいジャンルに挑戦して、乗り越えていく力をもらったような気がする」と感激した様子であいさつした。
ラング元仏文化相は「常に新たな冒険を続け、映画芸術やテレビ、舞台などに斬新な息吹を導入した」とたたえ「あらゆる分野で、まさに『キタネスク』(北野流)な活躍ぶりだ」と拍手し、勲章を渡した。たけしは「ありがとうございます」と笑顔で答えた。
たけしは式典後、「私は陸上競技で言えば十種競技の選手みたいなもの。何でも手を出して、失敗していても評価してくれたフランスに非常に感謝している」と語った。
レジオン・ドヌール勲章は、フランスで最も栄誉ある勲章とされる。オフィシエは5段階のうちの4等。