故市川團十郎さんの夫人で海老蔵の母の堀越希実子さんが２８日、ＴＢＳ系「あさチャン！」にＶＴＲ出演し、乳がん闘病中の嫁でフリーアナウンサーの小林麻央に対し「無理をしないで、早く元気になってくれたらいい」と思いを吐露した。

　希実子さんは家庭料理を通して、それにまつわるエピソードや思い出をつづったエッセイ「成田屋の食卓」を出版したばかり。そのなかで「この本を書いたのは麻央ちゃんに読んでほしくて」と明かしている。團十郎夫人として忙しい中、台所にも立っていた希実子さんは「いまは嫁の具合が悪いものですから、（孫たちも）うちに来てご飯を作って食べてもらったりしてるんです」とサポート。海老蔵の長男・勸玄くんが大好きだという肉巻きおにぎりを手早く作って見せた。

　役者の家の食事は重要で、麻央も結婚当初は、ノート片手に姑に教えてもらっていたという。「舌の感覚で、食べて覚えてもらうしかない」という團十郎家の味。だが「天ぷらは本当に上手ですよ」と麻央の腕前に目じりを下げていた。

　また「役者の家はみんなで助け合っていかないと」と希実子さん。「（麻央は）子ども産んですぐに病気になったから、いろんなことをまだ完ぺきにはわかっていないことも多くあると思う。口で言えることじゃなくて、教えて上げなきゃいけないこともいっぱいある」と語った。そのうえで「とにかく今は病気を治すこと。だいぶ元気になってきたのでよかったと思っています」と気遣っていた。

　麻央も２３日のブログで、作りおきしたポテトサラダは「主人の母を真似て、はちみつとレモンを入れています」と、義母の味を受け継いだ料理を披露。翌２４日には「まだ何も受け継げていない」が、「へこたれません！」と前を向く気持ちをつづりっていた。