宮根誠司 ピコ太郎のスベり会見を残念がる 「あれは伝わらない」特派員協会で
「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」が世界134カ国で配信されるなどして注目を浴びるピコ太郎が28日、東京都内の外国特派員協会で会見した。全米ビルボートチャート77位にも入っただけに、多くの記者が詰めかけた。ピコ太郎はギャグを入れるも言葉の壁のせいかスベりっぱなし。会見を中継した読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」の宮根誠司キャスターは「あれは伝わらないですね」と残念がった。
ピコ太郎はPPAPの動画と同様、上下ともヒョウ柄の服装。パンチパーマ姿で現れた。司会者から「ピコ太郎さんほどの有名人は初めて」と好意的に紹介された後、スピーチを求められたピコ太郎は「僕ですいません」と、高い目の声でか細く第一声。「とてもとても光栄です。いろいろ話していただいて、昨日まではほぼ白髪だったのですが自力で黒になりました」と髪をなでて笑いを狙った。日本人記者からはささやかな笑いが起こったが、英語で翻訳されても笑いは起きなかった。
ピコ太郎は「スベってますけど」と苦笑いを浮かべた。ワイプに映った宮根キャスターも残念そうに笑った。続けてピコ太郎は「基本的にこういう会に出たことがないので。基本的に小さな公演で、お客さんが0から1くらいの所でやっていたので。急にこうなって驚き、桃の木、20世紀でございます」と2発目のギャグを放った。これも日本人からは笑いが起こったが、大きな笑いは無し。宮根キャスターは下を向いて苦笑いした。通訳は「桃の木」をそのまま「ピーチトリー」と訳し、ピコ太郎も苦笑いを浮かべた。
宮根キャスターはコメンテーターのガダルカナル・タカを見て「まさかタカさんの後輩ではないと思いますが、ちょいちょいギャグがスベってますね」と指摘。タカは「心配していた通りのことが起こってしまいましたね。でも、しょうがないと思いますよ、この状況では。言葉自体が直で通じないし、やっぱり映像で見ての面白さ」とピコ太郎をかばった。
宮根キャスターは「通訳の方も驚き、桃の木、20世紀の通訳はあきらめてましたね。あれは伝わらないですからね」と述べた。