福岡を拠点に活動する６人組アイドルグループ・ばってん少女隊が、昨年末のＮＨＫ紅白歌合戦にも出演した演歌歌手の山内恵介（３３）とコラボしたことが２９日、分かった。福岡市内でのワンマンライブでアイドル×演歌の異色曲「のびしろ行進曲」を初披露した。

　平均年齢１４・３歳と「のびしろ」のある６人が自分たちの特徴を歌った楽曲。曲中にある各メンバーの名前を山内が演歌調で歌い上げ、グループの特色である「ＧＳサウンド」と不思議な化学反応を起こしている。

　１０月上旬に福岡出身で同郷の山内にダメ元でオファー。山内も一緒に九州を盛り上げようと快諾し、同月１６日に初対面した。最初は「僕で大丈夫？」と心配していた山内だが「アゲアゲで歌うことができました」と異種格闘技戦を楽しんだ。

　楽曲は公演の５曲目でサプライズ歌唱。男性ボーカルの入った変化球に会場は沸き、春乃きいな（１５）が「すごい方が歌ってるんです。紅白歌手です」と明かすと、さらなる大歓声が巻き起こった。

　来年２月発売のシングルに「のびしろ－」は未収録。当面はライブでしか聞けないレア曲で、星野蒼良（１２）は「いつか山内さんと同じステージで歌えたら」と期待していた。