女性音楽デュオの花＊花のこじまいづみ、おのまきこの２人が３１日、フジテレビ系「ノンストップ！」（月～金、前９時５０分）にＶＴＲ出演し、メジャーデビューからわずか２年後の２００３年初めから６年間、活動休止し、その後に再活動した理由や経緯を明かした。

　２人は前日（３０日）の屋外コンサート会場で取材収録に応じた。花＊花は２０００年に「あ～よかった（Ｓｅｔａｇａｙａ　Ｍｉｘ）」でメジャーデビュー。２曲目「さよなら大好きな人」が大ヒットし、同年の紅白歌合戦にも出場したが、２年後の０２年に電撃的に活動を休止。当時は、こじまとおのの不仲説などが休止の理由かという憶測が流れたという。

　番組ではおのが、休止理由について「（公にする）明確な理由はなかった。だから『仲が悪いとか』いろんな噂があった」と話し、２人の間での確執などについては「この２０年間でほぼない」と強調した。

　２人は続けて、０３年からの活動休止について、前年末に当時の所属事務所が主事業としていた、クレーンゲームのぬいぐるみ製作事業の経営が不振となり、音楽事業から撤退すると示されたことが真の理由だったことを明かした。当時の楽曲の権利問題については「これ放送できるんでしょうか」（おの）としながら、著作権の所在が不明なものが多数あり、それらの印税が入らなくなったこともあったという。

　活動休止後、こじまはソロ活動、おのはボイストレーナー講師として過ごしたが、６年の充電期間を経て０９年に再活動、現在に至っている。メジャーデビュー後の２年間は多忙を極め、音楽制作の時間が短くなったことで、「これでいいのかな」（こじま）と、曲作りへの情熱が薄れていく不安もあったという。

　４０代を迎えた２人は、「今は自信をもってお届けしています」（こじま）と話し、番組スタッフから「活動休止して良かった？」と問われると、声をそろえて「思います！」と答えていた。