秋元康氏 欅坂ナチス風衣装で自身の関与否定、謝罪「ありえない衣装」

 人気アイドルグループ「欅坂46」がハロウィンコンサートで着た衣装がナチス・ドイツの軍服と似ていると批判を集めたことを受け、欅坂の所属レコード会社が1日、公式ホームページで「認識不足」とする謝罪文を掲載。AKBグループの総合プロデューサー・秋元康氏も公式HPで「ありえない衣装」とコメント。自身は今回の衣装については事前報告がなく、ニュースで知ったことを説明した。

 秋元氏は欅坂の公式HPで「ニュースで知りました。ありえない衣装でした」とコメント。「事前報告がなかったので、チェックもできませんでした」と自身の関与を否定し、「スタッフもナチスを想起させるものを作った訳ではないと思いますが、プロデューサーとして、監督不行き届きだったと思っております。大変申し訳なく思っています」と謝罪した。

 また、「再発防止に向けて、すべて事前にチェックし、スタッフ教育も徹底して行いたいと思います」と記した。今後は当該の衣装を一切着用しないことも明記されている。

 10月22日のイベントで着用した今回の衣装を巡っては、ナチス・ドイツを連想させるとして、インターネット上で批判を集め、海外メディアも報道。米国を拠点とするユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が10月31日に公式HPで、当該衣装を着た欅坂メンバーの写真とナチス・ドイツ風の軍服のイラストを掲載した上で、「我々は(AKB)グループのプロデューサーである秋元康氏と(所属レコード会社である)ソニーミュージックに対し、この不適切で非常に侮辱的な表現について謝罪を求める」などと非難。世界的に物議を醸す事態に発展していた。

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