伊集院静氏、リオ「金」戦士らに紫綬褒章 秋の褒章受章者発表
政府は2016年秋の褒章受章者を2日付で発表した。学問や芸術、スポーツで功績を残した人に贈られる紫綬褒章に、小説家の伊集院静(本名・西山忠来)氏(66)や、リオデジャネイロ五輪の金メダリストら30人が選ばれた。
伊集院氏は「お断りしようと思った」という。ギャンブルや酒など必ずしも倫理的とはいえないものに人間の本質を見いだし、小説を書いてきた作家として「こういうものとは縁のない人間」との自覚があったからだが、「自分を応援してくれた家族や読者に与えられたと考え直した」という。
執筆する上で、自分と関わりがある人や事柄を大事にしている。「今までは書けなかったものが書けるかもしれないと思って机に向かっている。まだ枯渇していないと思っています」と話した。
金メダリストはレスリングの伊調馨選手(32)やバドミントンの“タカマツペア”こと高橋礼華選手(26)と松友美佐紀選手(24)ら16人。体操の白井健三選手(20)は今回の受章者で最年少。