大河主演・鈴木亮平へ「脱いでもいい体に…」脚本・中園氏が指令
次々作となる2018年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の制作発表が2日、東京都渋谷区の同局で行われ、主演を務める俳優・鈴木亮平(33)、原作の林真理子氏、脚本の中園ミホ氏が出席。質疑応答のコーナーでは林氏が、会見前の控室で鈴木に対して中園氏が「いつ脱いでもいいような体になりなさい」と進言していたことを明らかにした。
鈴木は中園氏が脚本を手がけた朝ドラ「花子とアン」(14年上半期)で、吉高由里子演じるヒロインの夫役を演じている。
大河ドラマの主人公・西郷隆盛については、東京・上野公園にある銅像のような恰幅(かっぷく)あるイメージが一般的だが、鈴木は役作りについて、「今はまっさらの状態だが、世間の皆さんのイメージとは大きくかけ離れたくない」と話した。
一方で、現在は186センチ、74キロという長身でスマートな体形なだけに、収録時には体重を100キロ近くまで増やすかと問われると、「その辺りは過去にも経験があるが、世間のイメージとは外見だけじゃないと思う。こういう人だったんだという内面ある。それも含めて(役作りへの)方向性はこれからスタッフや脚本の方と決めていきたい」と明言を避けた。
鈴木は過去にTBSテレビの日曜ドラマ「天皇の料理番」では主人公の病弱な兄役で20キロ減量し、映画「俺物語」では高校生役で主演し、30キロ増量するなどの役作りで話題となった。
また、鈴木に「いつ脱いでもいいような体に-」とアドバイスしたという中園氏はその真意について、「『脱いでも』はアクションシーンもあるのでという意味でお楽しみにしてください」と返答。また、「西郷隆盛の写真は1枚も残っていないし、上野の銅像については(西郷の)奥さんが違うと言っている。実際は分かってないし、若い頃はげっそりやせていたようだ。(鈴木には)『明日まで100キロにしなさいというのは無理』ですし」などと語っていた。