鈴木亮平 100キロへの増量覚悟 大河「西郷どん」主役…またまた肉体改造?
2018年度NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主人公・西郷隆盛を俳優・鈴木亮平(33)が演じることが2日、都内で発表された。鈴木は大河ドラマ初出演で、大柄で体重100キロ説もある西郷を演じるにあたり「内面や外見など、世間が持つ西郷隆盛像と大きくかけ離れたものにしたくない」ときっぱり。場合によっては現在74キロの体重を100キロまで増量することもいとわない覚悟を語った。
夢だったという大河で、初出演でいきなり主演に抜てきされた鈴木は「喜びより責任感が大きい。その大きさにも身が引き締まる思い」と神妙だった。
鈴木が演じる西郷は、一般的には巨漢のイメージを抱かれており、一説には体重が100キロもあったとされる。鈴木も186センチと役にふさわしい長身だが、体重は現在74キロとスレンダー。
とはいえ、これまで何度も、役のために極限の肉体改造をやってのけたプロ中のプロだ。13年の主演映画「HK/変態仮面」では全裸に近い主人公を演じるために15キロ増量後に脂肪をそぎ落とし、15年のドラマ「天皇の料理番」では主人公の病弱な兄を演じるため20キロ減量。同年公開の映画「俺物語!!」では巨漢の主人公を演じるため30キロ増量した。
大河は放送期間が1年と長期で、撮影も物語を前後して行われることもあるため、短期間での体重変動は難しい。西郷も若い頃はガリガリだったという説もあり、演出などは今後決めていくことになる。ただ、「内面も外見も誠実に体現したい」と話す鈴木だけに、いざという時の増量の覚悟はあるようだ。
フィジカルの他の役作りも「大先輩が演じてきた西郷さんをしっかり勉強して、自分ならではの西郷隆盛を演じていきたい」と、準備万端で臨む構え。「西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と、真っ向勝負を誓っていた。