加藤浩次、ボート・カヌー会場問題で提言 恒設メリット「アピールしないと」
お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が3日、メーン司会を務める日本テレビ系の情報番組「スッキリ!!」(月~金曜、前8時)で、選定が話題になっている20年東京五輪でボートとカヌーの会場について意見を述べた。
視聴者の投票を求めるコーナーで、東京都・海の森水上競技場の恒設、同会場の仮設、そして宮城県の長沼ボート場と3つの選択肢が提示された。共演者がさまざまな意見を述べる中、加藤は「今、お金お金となっていますけど、ものを買うときにどう考えますか。こっちちょっと高いけどいいものだからこっち買う時もないですか?そこの内訳が出てこないと分からない気がするんですよ」と、建設費だけでは判断がつかないと指摘した。
番組レギュラーの評論家・宇野常寛氏から、そもそものグランドデザインに欠陥があるので議論ができない、という声も上がる中、「海の森が恒設て言ってるけど、何が違うの?仮設と。値段が安いんで仮設で20年見ますって(仮設の場合に見直しをする年数)間とられても…。本当にいいものができて皆が利用できるものとか、ボート競技がさらに発展するようなことを考えているんだったら、じゃあ恒設がいいんじゃない?そこまで考えてないなら仮設の方がいいんじゃない?お金だけを見るなら長沼がいいですよ。震災復興もあるからね」と語り、悩んだ末に「恒設がいい(価値がある)んだったら、恒設かなあ」と意見をまとめた。
継続して利益を生み出せるとされている有明アリーナの議論と比べて、材料が少ない点を懸念した加藤は「ボートの方も恒設にした時にどういうものが見込まれて、まわりの環境もこれだけ変わって、みんな来れるようになるんだよ。恒常施設みたいになるんだよというのをもうちょっとアピールしないと難しいのかなと」と感想を語った。