泰葉 双極性障害に苦しんだ過去 小朝に脅迫メール100通、死の恐怖も
シンガー・ソングライターの泰葉(55)が4日、TBS系のバラエティー「爆報!THE フライデー」(金曜、後7時)に出演し、双極性障害に苦しんだ過去を告白した。
冒頭のVTRで流されたのは、2008年10月29日に行った異様な雰囲気の会見。泰葉は、元夫の春風亭小朝に対して「金髪クソ豚野郎なんてぬるい方。私のメールはすごいです。脅迫メールフォルダがある。ひどい時は1日100通以上です。小朝、死ね死ね死ね死ねって書きました!」とハイテンションで話した。
泰葉は当時を振り返り「生きていきたくないとか消えちゃいたいとか、死というものがちらついて、それが毎日を覆うようになる時、ああ、だめだなと」と、精神状態が異常に揺れ動いていたと振り返った。
この会見では、途中で角砂糖をなめたり、「大変父が恋しいです、今」と涙したり、突然「こんなとこ撮るな!」と叫ぶなど、感情が不安定になっていた。
泰葉は27歳の時に小朝と結婚したが、07年に離婚。原因は結婚生活のストレスだった。その後、次々と謎の症状に襲われたという。
離婚後数カ月で、全身がかゆいことが楽しくなるという症状が出始めたという。体をかくことで気分が高揚。しかし、翌日は急に気分が落ち込み、鬱(うつ)になるなど、状態が激しく入れ替わった。
さらに半年後には、手を洗うことだけで高揚する躁(そう)状態も出始めた。「手をずっと洗い続けていたり、家の中をくるくる歩き回っていたり。極端になっちゃう」と振り返った。
その上で、会見で話したような脅迫メールを小朝に送りつけるようになったという。
「躁(そう)と鬱(うつ)の繰り返しで、うつ病じゃないかと思っていた」と病院を受診したところ「双極性障害」と診断されたという。
双極性障害とは、神経伝達物質が急に増減し、気分が高揚したり落ち込んだりするといわれる病気。現在日本で約22万人が患っているとみられ、原因は主にストレスといわれている。
泰葉は08年の会見直後、実家に帰り、精神安定剤を飲む療養生活に入った。現在も月に1度、医師の診察を受けている。さらに、この症状は赤身肉を摂取することで劇的に回復。今では仕事復帰できるまでになったという。