小林幸子 紅白豪華衣装の原点はスーパー歌舞伎 三代目猿之助に直談判で実現
歌手の小林幸子(62)が5日、TBS系トーク番組「サワコの朝」(土曜、前7・30)に出演。大みそかの「NHK紅白歌合戦」でおなじみの豪華衣装について語った。
小林の代名詞でもある衣装は、歌舞伎俳優・三代目市川猿之助(現・市川猿翁)のスーパー歌舞伎に着想を得たという。「スーパー歌舞伎を見て、目からうろこで。すばらしいと思って」。知人を通じて猿之助の楽屋を訪ね、「コスチュームデザイナーの方を紹介していただけませんか」と直談判した。
スーパー歌舞伎では役者が宙づりになって演技をする「宙乗り」も見せ場の1つ。これについても「(私も)宙乗りもしたい」と伝えた。猿之助は快諾したといい「懐が広くって。感謝してもしきれない」と振り返った。
豪華衣装の費用について話が及ぶと、持ちだしであると説明。「(衣装)そのもの自体はあまりかかってない」としながらも「人件費と倉庫と運搬費。衣装なのに運搬費って」と笑いながら明かした。豪華衣装についての賛否両論は知りながらも「(観客が)笑顔になってもらえるんだったら私はもうそれでいいと思ってる」と話した。
小林は1979年、25歳の時に「紅白歌合戦」初出場。以来2011年まで33回連続で出場した。その後3年間は出場がなかったが15年に「特別枠」で4年ぶりに紅白のステージに復帰した。