トミー・リー・ジョーンズがトラブル謝罪 “宇宙人”のパワーでもデータ届かず

 米俳優のトミー・リー・ジョーンズ(70)が6日、京都市内で開催中の「第8回京都ヒストリカ国際映画祭」に登場した。自身が監督・主演・制作を務めた映画「ホームズマン」のトークイベントで、上映トラブルを繰り返し謝罪した。

 実は6日までに映画のデジタルデータが届かず、この日はブルーレイでの上映となっていた。ジョーンズは「とても残念です。色を大切に撮影したので、それが失われているのは申し訳ないです」と謝罪。映画の内容に対する観客からの質問にも「色がちゃんと分かれば、気づくことなんですが…」と語るなど、最後まで映像の“違い”が頭から離れない様子だった。

 トラブルはフランスの配給会社側の手違いで、映画のデータを上映できる状態にするための暗号が間違っていたというものだった。上映当日になるまでデータを開くことができない設定になっていたため、暗号の間違いが発覚せず、日本では対処できなかったという。缶コーヒー「BOSS」のCMでは、さまざまなスーパーパワーを発揮する“宇宙人ジョーンズ”といえど、手の打ちようが無かったようだ。

 「ホームズマン」はアメリカの西部開拓時代を舞台に、ある女性(ヒラリー・スワンク)がならず者の男(ジョーンズ)とともに、精神を病んでしまった3人の主婦を教会に送り届ける様子を描いた作品。2014年の「カンヌ国際映画祭」コンペティション部門にも出品された。

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