NHK会長 SMAP紅白諦めず 直接出馬再表明…本番前日まで交渉継続
NHKの籾井勝人会長が9日、都内の同局で定例の会長会見を開いた。SMAPの紅白歌合戦出演について、「決まったらすぐに発表すると思います。SMAPの件についてはあれだけ申しましたので、良いタイミングというか、あるかどうか分かりませんが、必ず出向いてお話をさせていただければ」と、まだ自身が直接出馬して、ジャニーズ事務所サイドと話をする可能性があると見解を示した。
現状は、「今まではまだありません」と、直接、会長自身が話をしていないことを明かしたが、「交渉の余地があるかどうかは分かりませんけども、少なくとも話す価値はあると思っていますし、NHKとしましても、あれだけ一世を風靡したSMAPですから、やはり解散にあたってはファンの皆さまにやっぱりお礼とお別れをどこかでしていただきたい」と従来の考え通りに出演を希望。「仮にNHKじゃなくても私は構わないと思いますけども、私はNHKの会長ですから、NHKでやっていただければこんなにうれしいことはございません。やっぱりやってほしいと思っています」と、グループのフィナーレを紅白で飾ることを望んだ。
放送の大みそかまで残り2カ月を切っている中、自身が直接出馬するタイミングについては「12月30日までありますから」と出演交渉を継続する意向を表明。ただ、まだ現場からは「オーダーも依頼もないです」と求めは来ていないとした。
SMAPは8月に年内での解散を発表。籾井会長は9月8日の会長会見で、「私が出ていって済む話なら出ることはいとわない」などとジャニーズ事務所、ジャニー喜多川社長の名前を挙げながら、直接交渉役となることに前向きな姿勢を明かしていた。