小林麻央 理想の母像追い「自信喪失でした」と告白
がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央が9日、ブログを更新。「自分の母」のように全てのことを自分でやる、という理想の母親像を追い求めすぎて「自身喪失でした」と明かした。
「どうしたら麻央ちゃんみたいに誇れる母親、強い母親になれるのか」という読者の質問を受ける形で、「こだわり」というタイトルでブログを更新した麻央。「私も実は病気になる前から誇らしくない母でした」と打ち明けた。
母親として、「自分の母のような母」を理想とし、「全て自分が手をかけないと気が済まなくて、全て全てやるのが母親だと強くこだわっていました。それが私の理想の母親像でした」と理想の母親像への強いこだわりがあったことを明かした。そして、その母親像になれず、「自信喪失でした」と述懐した。
しかし、病気になったことで、「全て全てどころか、全くできなく」なり、入院したことで子供たちとも離れ、「皆に手をかけてもらうように」なったことで、「自分の心身を苦しめたまでのこだわりは失ってみると、それほどの犠牲をはたく意味のあるこだわり(理想)ではなかったことに気づきました」と明かした。
病気になり、周囲に甘えざるを得ない環境に置かれた麻央。そこで「皆、いてくれたんだから。前からずっと」ということに気付いたという。そして「甘えていれば、全て失わなくて済んだかもしれないのだから」と自らを責めもした。
QOL(生活の質)の向上のための手術を受け、その後は子供といられる時間が増えたことで、まだ「こだわりが再起してきています」と“理想の母”として全て何でも自分でやろうという気持ちが沸き起こりかけていることを告白。姉の小林麻耶から「だから、やめなよー」と忠告されていることをちょっぴりユーモラスに明かし、「こだわりは、厄介なのです」とつづっていた。