元DIVA粕谷と元SDN細田が長身ユニット「BOO」結成

 AKB48の派生ユニット・DIVAの元メンバー・粕谷聡子(31)と、元アイドルグループ・SDN48の細田海友(27)が、ダンス&ボーカルユニット「BOO」を結成したことが11日、分かった。ともに170センチの長身で、迫力満点のパフォーマンスに定評のある2人による、夢のコラボレーション。11月12日に名古屋市のLEGEND HALLで行われる「NAGOYA FASHION FESTA 2016」で初お目見えとなる。

 アイドルから大人の実力派に成長した2人の“ビッグ”なユニットが誕生した。粕谷は11年12月のDIVA加入前に、エンターテインメントの本場・米ラスベガスのインペリアルパレスホテルで600回以上のミュージカル出演経験を持つ。細田も10年3月にSDNに2期生として加入後、人気メンバーとして活躍し、卒業後はユニット「7cm」のメンバーとしても活動した。170センチと高身長の2人ならではのダイナミックなパフォーマンスに加え、息の合ったハーモニーも特長だ。

 2人が出会ったのは、13年8月に赤坂サカスで行われたイベント「夏サカス2013 笑顔の扉 デリシャカスステージ」。粕谷はDiVA(当時)の、細田は7cmのメンバーとして出演していたが、そこで粕谷が細田の伸びやかな歌声に“一目惚れ”し、交流を持つようになった。

 その後、DiVAはDIVAに改名後、14年11月に解散。7cmも14年秋ごろに事実上の解散状態となった。互いにグループを離れる結果となったが、集団に身を置いて切磋琢磨してレベルアップしていくことの価値を感じていた2人は、改めて意気投合。「世界で通用するような歌とダンスを表現できるアーティストになりたい」と決意し、ユニットを結成した。ユニット名「BOO」は、英語で「ガールフレンド、ボーイフレンド」を意味するスラング。ファンにとっての彼女や彼氏のように、親しみ深い存在のアーティストになりたいという意味が込められているという。

 今後については、「まずはライブで、たくさんの人にBOOを肌で感じていただきたいと思っています。今までの常識にとらわれず、私たちらしくBOOを発信していきたいです」という粕谷。それでも、本場のラスベガスで腕を磨いてきた経験から「目標としたいステージは、日本全国はもちろん、やっぱり世界を視野に幅広く活動出来ればと考えています」と宣言した。

 粕谷はさらに「(ピコ太郎の)『PPAP』のようなヒットソングを生み出せたらいいですね」と冗談めかしつつ、「世界各国のジャンルの歌やダンスを取り入れて、BOOの音楽活動を通じて、歌うことや踊ることを通じて笑顔になり、嫌なことを忘れて一緒に楽しめる場を提供したいです」と、大きな夢についても言及。「その延長に平和や愛があったら、私たちもグループとして幸せになれるんじゃないかと勝手に思ったりしてます」と笑った。

 デビュー以来、華々しい舞台も踏んできたが、決して順風満帆ではなかった2人。米国帰りの粕谷は「まずグループ活動をするうえで、海外と日本でのカルチャーの違いに慣れるまで少し苦労しました。やはり海外では自分を主張をしないと誰も見向きもしてくれないので、自己を主張することに対する美学があって…。そんな環境の中にいたので、DIVAの活動を始めた当時は、なかなかそのクセが抜けずに、メンバーに馴染めているのか不安でしたし苦労しました」と振り返った。その上で「今では、DIVAというグループでの活動を通じて、改めて周りに対する思いやりの大切さや、謙虚な気持ちの必要性を学ばせてもらったと思うので、非常に感謝しています」と述懐した。

 細田は、SDNの初期メンバーオーディションにも応募をしていたが、最終審査で落選。「それが本当に悔しくて、二期生オーディションでは絶対に合格してみせると思って受けたんです」と告白。「その時に、諦めなければ何事も良い方向に進むということを学びました。今でも、あの時の事を思い出すと涙が出そうになります」と、新たな活動に向け不退転の決意を示した。

 過去の活動をベースにしながら、そこから一皮むけた大人の女性ユニットとしての再出発。粕谷は「ファンの方々の温かさもとても実感できました。DIVAの活動後から応援してくださっている方や、それより以前から応援してくださっている方も、今でも私たちの活動を心待ちに楽しみにしてくださっているので、とても感謝しています」とし、「これから、私たちらしい歌やパフォーマンスで、早く恩返しがしたいと思っています!」と熱く誓った。

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