りりィさん死去…ドリカム吉田が看取った 近年は女優、出演作3本見届けぬまま

 「私は泣いています」の大ヒットで知られるシンガー・ソングライターで、女優としても活躍したりりィ(本名鎌田小恵子=かまた・さえこ)さんが11日午前6時9分、肺がんのため死去した。64歳。福岡市出身。葬儀は近親者で行う。息子でロックバンド「FUZZY CONTROL」のJUON=鎌田樹音=(31)と、2012年3月にJUONと結婚した「DREAMS COME TRUE」の吉田美和(51)らに看取(みと)られたという。

 JUONはツイッターで「僕の愛する母が“ROCKの時間”に旅立ちました」と、りりィさんが午前6時9分に亡くなったことを告げ、「これからは胸の中に住んでる母と共に、みんなの心に音楽を届けに行きます」とつづった。

 ドリカムの中村正人(58)はブログで「親しくされていた皆様や、JUON、吉田に見守られながらの旅立ちだったそうです」と報告。吉田は義母を「りりたん」と呼ぶなど慕っていたという。中村は「二人にとって、大切な大切なお母さんであると同時に、音楽家として、女優として、大尊敬する先輩でした」と、しのんだ。

 りりィさんが体の変調を知ったのは今春だった。斉藤洋士と組む音楽ユニット「りりィ+洋士」のフェイスブックで4月5日、斉藤が「りりィが定期検診において長期治療療養になる事になりました」と報告した。5月以降のライブは全てキャンセルされた。

 女優としては4月中旬に撮影したフジテレビ系“月9”ドラマ「ラヴソング」が遺作となったが、同作のプロデューサーは「変わった様子は全くなく、驚いています」と女優魂を証言。3月後半に撮影した映画「彼らが本気で編むときは、」(来年2月25日公開)のプロデューサーも「お元気で病気の影は全くなかった。急に悪くなられたようなので…」と絶句した。女優業でも映画「湯を沸かすほどの熱い愛」が公開中、出演作3本が待機中と引く手あまただった。

 「彼ら-」に主演した生田斗真(32)は「仲良くお話をさせていただいておりました。僕が女性役をしており、所作やお芝居などに苦労し悩んでいたところ、『すごく奇麗よ。』と優しく声をかけていただき、そっと支えて下さいました」と思いやりに感謝。「最終日には、またご一緒しましょうね、と固い握手をし、再会を楽しみにしておりました。残念でなりません」と、早すぎる死を惜しんだ。

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