ロックバンド・ゴダイゴが１２日、東京・中野サンプラザで、デビュー４０周年ツアーの最終公演を行った。７６年４月にデビューし、７８年に日本テレビ系ドラマ「西遊記」のオープニング曲「モンキー・マジック」とエンディング曲「ガンダーラ」で大ブレーク。国民的バンドとなったことを受け、原点回帰の意味を込め、メンバーが西遊記の各キャラクターにふんした“コスプレ映像”も披露した。

　映像ではリーダーのミッキー吉野（６４）が猪八戒に、ボーカルのタケカワユキヒデ（６４）が沙悟浄、ドラムのトミー・スナイダー（６３）が孫悟空、ギターの浅野孝己（６５）が三蔵法師、ベースのスティーヴ・フォックス（６３）が謎の妖怪にふんし、会場を埋め尽くした２０００人のファンを沸かせた。

　吉野は「ゴダイゴと言えば西遊記ですから、これから、作品としてしっかり（西遊記を）作り上げていきたい」と、新たなプロジェクトの立ち上げを宣言。「４０年の間、よくゴダイゴを続けてくることができたと思うし、改めてよかったなと思っています」と総括し、「今年は４０周年という節目の年で、ある意味集大成の１年だったわけですが、ゴダイゴにとっては次へのステップの１年とも言えます」と、次なる５０周年への思いも口にした。