ダウンタウンの松本人志（５３）が１３日、フジテレビ系で放送された「ワイドナショー」（日曜、前１０・００）に出演し、年末恒例の日本テレビ系「笑ってはいけない」シリーズの収録中に米大統領選の結果を知ったことを明かした。

　米大統領選の動向が明らかになった８日（日本時間９日）、松本は「笑っては－」の収録に臨んでいた。しかし、どうしても結果が知りたかったため、スタッフに頼み込んで、教えてもらったという。

　トランプ氏勝利という結果は、やはり松本にとっても驚きだった様子。無理を言って教えてもらった結果だったが「まったく笑えなかったですね」と苦い表情を見せた。トランプ大統領は松本としては“アウトー”だったようで「ちょっと不安にはなりましたけどねぇ」と本音も漏らした。

　選挙については、イギリスのＥＵ離脱についての国民投票と似ていると指摘。ヒラリー・クリントン候補をあまり好きではない投票者の「余裕勝ちにはさせたくない」という心理がはたらいたとした。「どうせヒラリー氏が当選する」という雰囲気の中で、「じゃあおれは（ギリギリの勝利にするために）トランプで」という流れが生まれ「投票したら、意外にみんなそう思ってた」と分析した。

　「笑ってはいけない」シリーズは、大みそかに放送されるバラエティー特番。ダウンタウン、ココリコ、月亭方正（４８）が、さまざまな仕掛けに対して、笑いを我慢するという内容。笑ってしまったメンバーには「○○（タレント名前）アウトー」の声とともにきついお仕置きが与えられる。「ＮＨＫ紅白歌合戦」の裏番組として毎年健闘している。