ジミー・ペイジ演奏しなかったことを謝罪 主催者が説明、理由は「本人の意向」
11日に東京・両国国技館で行われた「クラシック・ロック・アワード」で、英ロック・ギタリスト、ジミー・ペイジが演奏を披露しなかったために、入場客から「詐欺だ」「ひどすぎる」「チケット代を返してほしい」と不満が噴出していることについて14日、主催者が社長名でホームページにおいて「お詫びと状況の報告」と題した文書を掲載した。
「ジミー・ペイジ氏がプレゼンターとして登壇したものの演奏を行いませんでした。この点につきまして、ジミー・ペイジ氏の演奏を楽しみにしておられたお客様に対して、主催者を代表してお詫びを申し上げると共に状況を説明申し上げます」と謝罪。
続けて、「ジミー・ペイジ氏の演奏を本イベントの目玉として予定しており、当日ギターとアンプの用意をしておりました。ところが本番直前に、ジミー・ペイジ氏の意向により、演奏が行われませんでした。演奏が行われなかった理由について、ジミー・ペイジ氏側に問い合わせをしておりますが、現在のところ回答を得られておりません」とペイジ側に非があるとした。
主催者としても楽しみにしていたとし、「ジミー・ペイジ氏の演奏を鑑賞できなかったことは残念でなりません」と記した。
券売時の広告宣伝でペイジが演奏するかのように印象づけたことについて、「看板スターとして位置付けて告知をしたにもかかわらず演奏が行われなかったことは事実です」としつつ、「逆に、券売時に告知をしていなかったジョニー・デップ氏やジョー・ペリー氏が参加し、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。出演者の年齢を考慮し、また多数のアーティストが出演するフェス形式というイベントの性格上、出演者・演奏内容の変更を完全に防ぐことは難しかったと考えております」と弁明。
チケット代の返金については「本イベントは、ジミー・ペイジ氏の単独コンサートではなく、多数の出演者によって構成されるイベントですので、演奏が行われませんでしたがイベント自体は成立していると判断しております。そのため、チケット代金の返金は出来かねますので、ご理解の程、お願い申し上げます」とした上で、「この度はご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。
最後に「KLab Entertainment 株式会社 代表取締役 真田哲弥」と社長名を入れた。