稲垣吾郎、織田裕二と“怪演”バトル?「IQ246」で19年ぶり共演
年内で解散するSMAPの稲垣吾郎が、織田裕二主演のTBS系ドラマ「IQ246」(日曜、後9時)の第8話(12月4日放送)にゲスト出演することが21日、発表された。警視庁のキャリア管理官を演じる。2人は97年12月に放送されたフジテレビ系のスペシャルドラマ「踊る大捜査線 年末特別警戒スペシャル」で初共演して以来、19年ぶりに劇中で対峙(たいじ)する。
基本的に1話完結の事件推理ものである「IQ246」は、各話ごとにゲスト俳優が出演してきた。石黒賢(第1話)、佐藤隆太(第2話)、観月ありさ(第3話)、国仲涼子(第4話)、成宮寛貴(第5話)、平岳大(第6話)、山口紗弥加(第7話)といった顔ぶれに、稲垣が加わる。
今回は捜査一課の管理官・牛田役を演じる稲垣が、殺人の容疑者となった織田演じる沙羅駆を逮捕する。都内の一軒家で他殺体が発見され、状況証拠や目撃情報から沙羅駆が殺人容疑で連行されてしまう。エリートキャリアの牛田は、沙羅駆が犯人であるとして追い詰めていくが、これに頭脳を駆使して沙羅駆がいかに対抗するかが見どころとなっている。
稲垣は今回の出演に際して、「今回の出演のオファーは、本当にびっくりしました。普通にドラマを見ていたので、『まさか!?』という感じです。その世界に自分が入るのかと思うと嬉しかったです。楽しく見させていただいていたドラマなので、プロデューサーに思いが通じたのかな?なんて、思いました。(笑)」と驚きの出演オファーだったと振り返った。
19年前の共演についても、「その時に凄く緊張していたのを憶えています」と思い出を告白。「(自分が)エキセントリックな犯人役で、逮捕されて連行されるときに織田さんの前を通る演技で、織田さんが大笑いしたんですよ。なんだ、この織田さんの演技は!?と思ったら、普通にふいちゃっただけという。僕は真剣ですよ。織田さんというとその出来事が印象に残っています」と懐かしんだ。
植田博樹プロデューサーは公式サイトで「稲垣吾郎さんに出演をお願いしたのは、稲垣さんが演じると、悪役が単なる“いやな奴”に納まらず、愛すべき弱さや人間味、人の温もりが同時に立ち上がってくる、とても不思議な質感をもった俳優だからです」とオファーの理由を説明。「また、シリアスさの裏にコメディの質感を同時に持つところも、同じく稲垣さんの演技の魅力だと思います。8話というこのドラマの転換点で、シリアスな中にこのIQ246らしいウィットやおかしみが、織田さんとの1対1の演技バトルの中で見られるのをとても楽しみにしています」と稲垣と織田の“怪演”ぶりに期待した。