早霧せいな『いい夫婦の日』に“妻”と同日退団会見
来年7月に宝塚歌劇団を退団することを発表した、雪組トップスターの早霧(さぎり)せいなが22日、大阪市内で会見した。
早霧は「芸に終わりはない」とした上で「宝塚というのは、バトンをきっちり手渡して、きっちり受け取ってくれる人がいるから続いてきた劇団だと思っているので、自分もきっちりとした形で次の世代にバトンを渡したい」と、この時期に退団を決意した理由を説明した。
退団後に関しては「もっと自分と向き合ってゆっくりじっくり考えたい。そのとき自分が決断することに身近な人や支えて下さった方、ファンのみなさんが快く背中を押してくれるような次のスタートが切れたらなと思っているんですが…」と話した。また、寿退団については「結婚に目を向けたいんですけどね、向けたところでそこに誰もいないんですよね。だから、募集しております」とジョークを交えて否定した。
トップ娘役の咲妃(さきひ)みゆとの同時退団発表となり、奇しくも「いい夫婦の日」にそれぞれ会見に臨むことになった。異例の同時発表は東京公演の舞台稽古の日程から逆算した結果だという。会見日が「いい夫婦の日」となることは偶然だったというが「それが私と咲妃の関係性の…、狙ったわけではないところに面白さがあって私たちらしいかな」と笑顔で話した。
早霧は来年7月23日の東京宝塚劇場公演「幕末太陽傳/Dramatic“S”!」の千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団する。