新曲はゲス川谷作品 「夢アド」が心境激白…不倫騒動中にオファー
今年12月で活動を休止するロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)が作詞・作曲を担当した、アイドルグループ「夢みるアドレセンス」の新曲「大人やらせてよ」が23日、発売となった。同グループのメンバーが22日、デイリースポーツの取材に応じ、今年大きな話題となった川谷の作品を歌う心境を明かした。
人気急上昇中の女性アイドルと、今年の“主役”とも言える川谷との異色のコラボ。関係者によると、今回の曲は当初、11月に発売する予定だったアルバム収録曲として、今春に川谷にオファーしたものだという。川谷の活動休止の影響は受けていないが、当時はタレント・ベッキー(32)との“不倫騒動”の最中だった。
メンバー最年少の京佳(16)は、楽曲について「誰もが経験する思春期(=アドレセンス)の不安や、大人と子供の間で揺れ動く複雑な心境を描き出した、素晴らしい曲です」と説明。リーダーの荻野可鈴(21)は「シリアスなムードをまとった、ヒリヒリする強い言葉が紡ぎ出す歌詞世界が、衝撃的なMVと合わせて私たちの新たな側面を引き出してくれているんじゃないかなと思います」と、川谷が醸し出す独特の世界観に魅了されていた。
「夢アド」は、メンバーの小林れい(18)がのどの不調を訴え、10月から無期限活動休止中。小林は11月発売予定だったアルバムのレコーディング直前に体調を崩し、レコーディングは延期に。小林の負担を軽くするために、シングルの連続リリースに変更となったが、最終的にドクターストップがかかり、活動休止となった。混乱が続く中、初の4人体制でレコーディングが行われ、完成したという。
活動休止直前の川谷の作品を歌うことについて、山田朱莉(20)は「残念ながら川谷さんご本人には会えていないのですが、こんなに素敵な楽曲をこのタイミングで歌えることは本当に素晴らしいチャンスをいただいたと感じています」と、あくまで前向き。
志田友美(19)も「(活動休止中の)れいが私たちに伝えてくれた『絶対に帰ってくるから、もっと大きなところで待っててね』という言葉を胸に抱きしめて、5人の夢アドのために川谷さんに書き下ろしていただいたこの大切な楽曲を、私たち4人で頑張って盛り上げていき、もっともっと上を目指してさらに大きなステージに駆け上り、そこでれいが帰って来るのを待ってようって決めたんです!」と意気込んだ。
今後の活動については、「今回、苦渋の中で初めて4人体制でのシングルリリースに踏み切りました。不安がないと言えばうそになるけど、やるしかないんです!こんなところで止まってられないんです!」(志田)、「応援してくれている夢トモ(ファンの呼称)の皆さんにはご心配をおかけして本当に申し訳ありません。でも小林れいのためにも、今はもう前に進むしかないって思っています!」(山田)、「今まで通りの事をやっていたら、ちょっとでも妥協したら私たちは終わると思ってるので。何一つ安心してませんし、気を抜けません。今回初めて夢アドの事を知ってくださった方にも絶対後悔させない活動をしていきますので、ぜひ私たちのこれからの動向を見ていてください!」(荻野)と気合十分だ。
23日にはタワーレコード渋谷店でインストアライブを実施するほか、来年1月14日に大阪・なんばhatch、同15日に愛知・名古屋ダイヤモンドホール、2月19日に東京・ZEPP TOKYOと3都市を巡るツアーも行う。