SMAPいない紅白は飛び道具だらけ RADIO FISH、桐谷健太も初出場
大みそかの「第67回NHK紅白歌合戦」(総合、後7・15)に年内で解散が決まっている5人組グループSMAPが出場しないことが23日、分かった。一方、人気デュオ・KinKi Kidsはデビュー20年目の節目で初出場することが決まった。CMで浦島太郎として歌唱した桐谷健太(36)、THE YELLOW MONKEY、RADWIMPS、女性演歌歌手の市川由紀乃(40)らも初めて晴れ舞台を踏む。出場歌手は24日に発表され、初出場組の多くは東京・渋谷の同局で会 見を行う。
国民的グループが姿を消す紅白は、新しい時代を迎える。
初出場組は“飛び道具”の宝庫だ。俳優の桐谷健太(36)は、浦島太郎に扮(ふん)したauのCMで歌った「海の声」が100万ダウンロードを記録する大ヒットとなり、歌手としての出場をつかんだ。
お笑いコンビ・オリエンタルラジオ率いるRADIO FISHは昨年12月にバラエティー番組で披露した「PERFECT HUMAN」がバカ受けし、MV1800万回視聴。リズムネタの枠を飛び越え、歌手としての出場を決めた。『企画枠』では「PPAPペンパイナッポーアッポーペン」が世界的人気のピコ太郎が出演する。
演歌勢では“大器”が新風を吹かせる。39回出場の大御所、細川たかしが早々と「卒業」を宣言した一方で、昨年も有力視されながら落選していた身長170センチの市川由紀乃が大願成就。5月発売の「心かさねて」が出荷9万枚を超えるロングヒット中だ。
バンド組では興行収入189億円を突破した映画「君の名は。」の主題歌や劇中音楽を手がけた4人組バンドRADWIMPSと、今年5月に再結成したイエモンが初出場。両組とも大みそかは幕張メッセでの「カウントダウン・ジャパン」出演が決まっており、掛け持ちで出演となる。
さらに連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を歌う宇多田ヒカル(33)も、欧州からの中継という形で初出演が実現しそうだ。