紅白落選も「和田アキ子は不滅です」 ラジオで心境 出川、ファンらの気遣いに感謝
歌手の和田アキ子が26日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)に出演し、「第67回NHK紅白歌合戦」の出場を逃したことについて言及した。
オープニングのフリートークで同局の垣花アナから話題をふられ「まあねえ、結果ですから」と語った。その後、TOKIOの国分太一、真矢ミキ、薬丸裕英、石田純一、岡村隆史といった顔ぶれが不出場を惜しんだという声も紹介された。親交が深い出川哲朗からは「歌手・和田アキ子様へ」から始まるメールで気遣われたことも和田自身が明かした。
その上で、選考を漏れたことに「言いたいこともいっぱいあります。かつ、もう落ち着いて…。極端に言うとこんなに人の優しさを感じられる私を戻してくれたことに、ある意味、紅白に感謝しないといけないなと思うようになりました」と気持ちの整理がついたと明かした。
その後、出場歌手発表があった24日に報道各社に発表したコメント文を、「本当の気持ちです」として、和田自身があらためて読み上げた。
「今回、この様な形になり、とても残念に思います。40回という節目でもありましたので、正直悔しい気持ちもあります。
ただ、今までトリも務めさせていただき、司会も務めさせていただき、紅白歌合戦には色々と勉強させてもらいました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
ただこれも、これからの歌手人生のための1つの通過点と思っております。
和田アキ子は、これからも歌い続けていきます。
いくつになっても、声が出る限り、誰かの心のオンリーワンの歌手になれるように、今後もまい進していきます」
ただ例年、紅白に出場した後で海外でのバカンスに出かけていたが、このルーティーンが崩れることは少し思案している様子。冗談めかしながら「今年は(紅白は)見たくはないわね」、「NHKだけスクランブルをかけてほしい」と和田節も織り交ぜた。
最後に「こんなことでもなきゃ、和田アキ子、人の気持ちが分からない人間になっていたと思う。本当に感謝してる。みんな、こんなに優しいんだっていうね。負けず嫌いで言ってるんじゃないよ。本当にありがとう。ラジオをずっと聞いてくださる方も含めてです。何も私は変わりません。これからも歌い続けていきます。誰かの心のオンリーワンになるように」と感謝の言葉を述べた和田は「和田アキ子は不滅です」の宣言で締めくくった。
和田は1970年に初出場。78年まで9年連続で出場を果たした後、1986年に復帰し、以降は30年連続で紅白出場。今年は31年連続の出場を目指していた。トリを務めることも7回、紅組司会を務めたこともあるなど、紅白の“顔”として活躍した。