安藤キャスター ASKA元被告生放送中にブログ更新で三田アナに指示
警視庁組織犯罪対策5課は28日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、歌手のASKA(本名宮崎重明)元被告(58)の逮捕状請求の準備を始めた。ASKA元被告は2014年9月、同法違反と麻薬取締法違反の罪で懲役3年、執行猶予4年の判決を受け、執行猶予中だった。テレビ各局が生放送で速報中に同被告がブログを更新し「何の問題もありません」と訴え、警視庁の動きを再び伝えるなどして対応した。
フジテレビ系「「直撃LIVE グッディ!」ではASKA元被告が27日に更新したブログ「今、13曲をとおして聴きました」と新アルバムについて報告するブログに触れていた時だった。午後3時ごろ、安藤優子キャスターが「(ASKA元被告は)スタジオも借りることができない。レコード会社も貸すことに道義的責任を感じている」などと発言していると、大村正樹キャスターが「いま最新のブログ、更新しました」とASKA元被告が生放送中に更新したことを安藤キャスターらに早口で伝えた。
ASKA元被告のブログは「はいはい。みなさん。落ち着いて」とのタイトル。大村キャスターは「いま更新しました。どこかで見ていると思われます」と述べ、ASKA元被告がブログに書いた「何の問題もありません」「フライングのニュースです」などの記述を読み上げた。
安藤キャスターはうつむいたまま「三田さん」と手元の原稿をせわしくめくりながら三田友梨佳アナウンサーに呼びかけ、「(ASKA元被告が)何の問題もありませんと言ってます。もう一度ニュースをお伝えしたほうがいいと思います」と視聴者に向けて再度伝えるように指示。三田アナは再び、警視庁が逮捕状を請求していることを伝えた。