１２月３１日をもって解散するＳＭＡＰの木村拓哉（４４）とタレント・明石家さんま（６１）が有言実行をモットーにあらゆることに挑戦するフジテレビ系正月特番「さんタク」が、２０１７年は放送されないことが３日、分かった。０３年から１６年まで１４回放送してきた新春恒例のバラエティー特番だが、ＳＭＡＰ解散の影響で今年度の放送は見送られることになった。さんまも３日夜放送のラジオで「さんタク」の放送がないことを明言した。

　“初笑い”は、５年連続元日放送の「さんタク」から…とはいかなかった。同番組は、同局系月９「空から降る一億の星」の共演で親交を深めた２人が０３年から開始。さんまがスカイダイビングやＳＭＡＰファン５万人の前で歌唱し、木村がお笑いに挑むなど大物による規格外の内容が人気を呼んでいた。

　通例では１月１日か３日が放送日で、１１月からトークの撮影やロケなど撮影を行ってきた。今年は８月にＳＭＡＰが解散を発表。５人のラストステージの行方が難航する現状での撮影は難しいことから、１５回は“休止”となったようだ。木村は、１月スタートのＴＢＳ系主演ドラマ「Ａ　ＬＩＦＥ～愛しき人～」でソロ初仕事を迎えることになる。

　さんまは、８月に放送された同局系「さんまのお笑い向上委員会」で「俺は木村派や」と明言し、解散の詳細を知っていることも匂わせていた。木村もバラエティー番組でさんまを“おじき”と呼ぶなど深い間柄だった。

　３日に放送されたＭＢＳラジオ「ヤングタウン土曜日」（土曜、後１０・００）でさんまは、年末年始の特番について触れ、「『さんタク』もなくなってのスケジュールで」とポロリ。共演者を驚かせていた。

　ＳＭＡＰとさんまの特番でいえば、日本テレビ系生特番「さんま＆ＳＭＡＰ！美女と野獣のクリスマススペシャル」の放送がないことも決まった。日本テレビは「年末年始の特番の１つとして検討しましたが、総合的な判断で、今年は編成しないという結論に至りました」と説明している。