お笑いタレントの上沼恵美子が４日、テレビ朝日系「Ｍ－１グランプリ２０１６」に審査員として出演した。

　上沼はオール巨人、中川家礼二、博多大吉、松本人志が紹介されたあと、トリとして登場した。司会の今田耕司から一番初めに意見を求められた上沼は「昨日から寝てません。来年の活躍がこの番組で決まるじゃないですか。そういう重荷を担って」と神妙な表情。「しかも、お笑いといっても（自分がやっていたのは）随分前。分かってませんのでね。私がファッションモデルで（審査員）できるかな」などさりげなくボケを入れ、笑いを誘った。

　今田から「モデルじゃない」とツッコまれ、隣に座った松本からもけげんな表情でツッコこまれ、上沼は「すみません、頑張ります」などと謙虚な言葉も。今田から「恐縮するんやったらボケなはんな」と再びツッコまれ、「緊張してるんです」と、いつになくこわばった表情を見せていた。

　最終決戦に進んだのは「銀シャリ」「和牛」「スーパーマラドーナ」の３組。上沼は敗者復活で勝ち上がった和牛について、「やけくそになってるから勢いが違う」とほめつつ、「もう帰りたーい！」と緊張感に叫び声をあげた。

　上沼は１６歳の時、海原千里万里として姉と漫才コンビを組んで大人気を博し、２２歳で解散した。