お笑いコンビ・銀シャリが４日、テレビ朝日系で放送された漫才日本一決定戦「Ｍ－１グランプリ２０１６」（後６・３０）で優勝した。

　３５０３組の頂点に立ち、トロフィーと賞金１０００万円を受け取った２人は、肩を抱き合って喜んだ。昨年は優勝への期待を背負いながら惜しくも２位に終わり、今大会で雪辱を果たした。

　橋本直（３６）は「和牛もスーパーマラドーナさんもすごかったので、祈るしかなかった。やっと優勝できた」とホッとした表情。鰻和弘（３３）は涙をぬぐい「３３歳ですが、いろいろ漫才のことを考えてきて、いい人生でした」とかみしめるように話し、司会の今田耕司に「死ぬなよ！」と突っ込まれた。

　審査員の松本人志は「（スーパー）マラドーナもすごかったし、あれで相当、プレッシャーが与えられたのによくやった。今まで一番の僅差やったんじゃないかな」と評した。

　決勝のファーストラウンドでは、銀シャリが５００点満点で４７０点、敗者復活を勝ち上がった和牛が４６９点、スーパーマラドーナが４５９点を獲得し、上位３組として最終決戦に進出。審査員５人が面白いと思ったコンビに投票し、最も得票数が多かったのが銀シャリだった。