銀シャリ橋本 漫才がコンビの基盤、聖域 舞台に立ち続ける 【一問一答全文(上)】
若手漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2016」の決勝戦が4日、東京・テレビ朝日で行われ、05年結成の銀シャリが12代目王者に輝いた。3503組の頂点に立ったコンビとの一問一答全文を(上)(中)(下)で詳報する。以下は(上)。
-優勝した感想を。
橋本「本当に、本当に疲れましたね…。去年の2位が悔しかったので、ずっと頑張ってきた感じだったんで。大学生のころに『Mー1』が始まって、優勝したいなと思って芸人を始めたので、夢のようですね。本当にうれしい。超ハッピーですね」
鰻「正直に言いますと、僕、実家が貧乏で、優勝したって時に、『一生食える!』と思いました。M-1チャンピオンという称号があれば、一生食えるんですよ。めちゃくちゃうれしかったです」
橋本「お互い抱き合ってたんですけど、涙出てなかったですけど。コンビ結成当初、うれし泣きしたいって言ってたんですけど、M-1優勝して涙でなかったら、もう涙ないぞと」
鰻「意外に、実感って来るの遅いんですね」
橋本「まだ来てないですね」
鰻「うわべで言うてます」
-去年の2位から。
橋本「去年2位やからといって…、そもそも去年はジャルジャルが2位だと思われますしね。それで決勝いけるかってなったら難しい話なので、決勝の舞台に行けるかさえも難しい。それがM-1なので」
鰻「ホンマに皆さん、一回出てみたらわかると思います。この大変さが」
-審査員が変わるというのは知らされていたか。緊張は?
橋本「緊張しましたね。なるべく審査委員の方々の楽屋前を通らずにトイレに行こうかと。ただ、見ていただけるのがうれしいというのはあったんで、ピリッとしましたけど、審査していただけるのはうれしかった」
-優勝して売れるとテレビが中心になることも多いが、今後の活動は。
橋本「どうなっても、漫才が基盤なので、永遠にやるとは思います。それはコンビでもずっと話してきた」
鰻「めちゃくちゃ好きなんで」
橋本「これが最小公倍数ですから。2人でできるんで。誰にも邪魔されない聖域なので。バラエティーとか出るチャンスいただいたとしても、常に舞台は立ち続けると思います」
鰻「チャンピオンという称号ができたので、いろんな漫才に挑戦できると思います」