中森明菜 涙の7年ぶりステージ復帰 ディナーショーで…ファンを前に冗談も
歌手の中森明菜(51)が4日、都内のホテルでディナーショーの初日を迎え、7年ぶりにステージ復帰した。
ファンの前で歌声を披露するのは2009年8月のライブ以来で、公に姿を見せるのは、14年大みそかのNHK「紅白歌合戦」以来、2年ぶり。
モノクロームのドレスに仮面姿で登場したが、外した時にはその瞳は涙で潤んでいた。「長い間、待たせてしまって申し訳ありませんでした。根気強く諦めずに待っていただいて、心から感謝しています」とファンに感謝を伝えた。
ヒット曲「飾りじゃないのよ涙は」、「ミ・アモーレ」などを元気な様子で歌い上げた。声量も休養前と変わらないボリュームで、ファンクラブ会員の観客900人を安心させた。
トークシーンでは「ファンクラブに入っていただいてありがとう。いろいろ不満もあったかと思いますが、今日は入ってよかったなと思っていただけたかと…」と、冗談で客席を沸かせた。
中森は10年秋にストレスによる免疫力低下で体調を崩し、無期限の活動休止を発表。同年末に予定していたディナーショーを中止した。14年の「紅白歌合戦」で歌手活動を再開すると、その後はアルバム制作に重点を置く活動で体調を整え、本格的な復帰を目指していた。