Ｂ’ｚの稲葉浩志（５２）とプロテニスの錦織圭（２６）による“夢対談”が実現し、６日、都内で収録が行われた。中高と軟式テニス部に所属し、現在もプレーを続けている稲葉の希望で対面。錦織が銅メダルを獲得したリオ五輪や、ショットを決めたときの心境など、テニスに関して約１時間、テンション高く質問攻めにした。この日の模様は、ＷＯＷＯＷで１２月３１日午後４時から放送される。

　ロック界最強のボーカリストがインタビュアーとなり、錦織に質問のスマッシュを次々と浴びせた。

　２人は初対面。テニス経験者で、長男がテニスをやっているという稲葉が以前から「会ってみたい人」として錦織を挙げ、ＩＮＡＢＡ／ＳＡＬＡＳ名義で１月に発表する新曲「ＴＲＯＰＨＹ」がＷＯＷＯＷのテニス中継イメージソングに決まったことから“夢対決”が実現した。

　稲葉は「コートでは激しく、外ではシャイな印象。体格差を超えて勝っていく迫力に勇気をもらえる」、Ｂ’ｚの「ｕｌｔｒａ　ｓｏｕｌ」を愛聴する錦織は「歌も曲もエネルギーがあって、格好いいです」とお互いの印象を語ると、固い握手をして対談がスタートした。

　当初は双方の分野を聞き合うトークのラリーになる予定だったが、興味津々の稲葉が興奮気味に約１時間、錦織を質問攻めにした。「ドロップショットはひらめくんですか？ロビングは？」とマニアックに追及したかと思えば、「アンディー・マレーがイライラしているとしめしめと思う？」とギリギリのショットで世界の“エア・ケイ”をタジタジにした。

　終始、劣勢？の錦織だったが、少年時代に稲葉の故郷・岡山県津山市で試合した経験を明かし、稲葉を「本当に？今年１番のビッグニュースだよ」と大喜びさせる場面も。「もし２人が入れ替わったら？」と聞かれた際は、「渋谷のスクランブル交差点で、歌って注目を浴びたい」とちゃめっ気たっぷりに答えるなど、さすがの大物ぶりを見せた。

　最後は現在、世界ランク５位の錦織が、来年の目標として「３位か４位を目指す」と稲葉に約束。濃密な時を過ごしたビッグな２人は、今後の活躍を誓い合った。