成宮寛貴 17歳でデビュー、舞台、映画、テレビ合わせて100作以上
俳優の成宮寛貴(34)が9日、所属事務所を通じて芸能界引退を電撃発表した。今月2日、9日発売の写真週刊誌「フライデー」で薬物疑惑が報じられていた。本人も事務所の説明も引退を決断した明確な理由は提示しておらず、ファンの間にはやり場のない衝撃と悲しみが広がった。成宮は2000年、17歳でデビュー。舞台、映画、テレビ合わせて100作以上に出演した。これまでを振り返る。
所属事務所のホームページによると、成宮は2000年7月1日、宮本亜門氏演出の舞台「滅びかけた人類、その愛の本質とは…」でデビューした。17歳だった。1年後の01年9月には世界的演出家・故蜷川幸雄氏の舞台「ハムレット」に出演。同年、人気を博したTBSドラマ「木更津キャッツアイ」、日本テレビ「ごくせん」など立て続けに出演した。この年にはNHK大河ドラマ「利家とまつ」に前田利政役で出演も果たした。
その後も勢いはとどまらず、04年TBS「オレンジデイズ」、NHK大河ドラマ「功名が辻」など毎年話題作に出演。その間にも舞台をこなし、蜷川氏の舞台には計5作品に出演した。映画にも今年3月に公開された「暗殺教室-卒業編-」など31作に出演している。
中でも話題になったのはテレビ朝日系の「相棒」シリーズ。12年10月から放送された「相棒season11」に主役・水谷豊演じる杉下右京の第3代目相棒・甲斐享として出演。水谷からも高い評価を受け、シーズン12、13と連続して出演した。