宝塚「エリザベート」上演20周年記念ガラコンサート開幕
宝塚歌劇を代表するミュージカル「エリザベート」の宝塚歌劇初演20周年を記念した公演「エリザベート TAKARAZUKA 20周年スペシャル・ガラ・コンサート」が9日、大阪・梅田芸術劇場で初日を迎えた。この日は1996年の初演した雪組のOGを中心とした「モニュメントバージョン」で主人公の死・トートを演じた女優の一路真輝や、タイトルロールのエリザベートを演じた花總まりらが出演した。
「モニュメント-」の1部では思い出話に花を咲かせた。後半はガラコンサート。衣装は付けないものの、圧倒的歌唱で観客を20年前にタイムスリップさせていた。また初演で暗殺者ルキーニを演じた専科の轟悠は東京で主演舞台「双頭の鷲」を公演中のため、香寿たつきと安蘭けいが代理でルキーニを務め、喝さいを浴びていた。
同公演は初演OG中心の「モニュメント-」以外にも、コスチュームは着用しないが歴代出演者によるスペシャル「アニヴァーサリーバージョン」、麻路さき、姿月あさと、彩輝なお、水夏希の歴代トートをはじめ出演者が衣装を着けて演じる「フルコスチュームバージョン」の3パータンがある。
また9月に退団した元月組トップスターの龍真咲が「フルコスチューム-」の一部で、エリザベートを演じるのも話題となっている。龍は現役時にはルキーニを演じている。
大阪公演は12月18日まで。東京公演はBunkamuraオーチャードホールで2017年1月8日~20日に開催される。