市川右近 長男タケル君と襲名公演の成功祈願 大歓声
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歌舞伎俳優の市川右近(53)が13日、東京・丸の内で三代目市川右團次襲名披露公演「寿新春大歌舞伎」(2017年1月3~27日、東京・新橋演舞場)の成功祈願「丸の内お練り」を長男・武田タケルくん(6)とともに行い、延べ6000人から歓声が飛んだ。
中学時代に大阪から上京して初めて降り立った思い出の地・東京駅近辺を練り歩き、ホワイトツリー前で会見も行った。右近は「洋の空間と和との化学反応を楽しめた。西洋との融合。国境を越えた化学反応での演劇もあるのかな」と思いをはせた。
「寿-」で右近が襲名披露、二代目市川右近を襲名するタケルくんが初舞台を踏む。タケルくんが会見であいさつすると、右近は「せがれの方が堂々としております。右近を継いでくれるのは非常にうれしい」と喜んだ。
関西の名跡・右團次は、大がかりな演出を行う「けれん」に定評があった。二代目は1936年に死去しており、81年ぶりの名跡復活となる。