宝塚花組トップ明日海りお、トップ娘役・花乃まりあに最後までダメ出し
宝塚歌劇団花組トップ娘役・花乃(かの)まりあの本拠地サヨナラ公演「雪花抄/金色の砂漠」が13日、兵庫・宝塚大劇場で千秋楽を迎えた。本編の公演に引き続き、サヨナラショーが行われ、代表作の「ME AND MY GIRL」などを歌い踊った。
宝塚大劇場近辺はあいにくの雨となり、花乃は「雨女なので、絶対に雨だと思っていました」と苦笑い。「(タカラヅカ人生も)土砂降りが続き、前が見えないときもありましたが、そっと傘を差して下さる大切な方がいました」と相手役のトップスター・明日海(あすみ)りおに感謝。「私にとっては恵みの雨。雨上がりの素晴らしい景色を見ることができました」と会場を見渡し大きく頭を下げた。
明日海も公演前から「花乃とは信頼関係があり、安心感がある。今回はその集大成をお届けしたい」と語っていた。そのうえで、千秋楽のあいさつでも「千秋楽の前の日までダメ出しするような相手役ですが…」と、最後まで愛の鞭を振るったことを明かした。「彼女にはまだまだ眠っている可能性がある。東京の千秋楽には私がひれ伏すようなものを見せて欲しい」と期待を込めた。
またカーテンコール後に花乃が花組千秋楽恒例の号令をかけた。だが、少し上ずってしまったため、これにも明日海は「(東京公演では)もう少し上手にやろうね」と笑顔でダメ出ししていた。