香川照之離婚「私の力不足」 母・浜木綿子にも報告せず…疲れ切った表情で謝罪

 俳優の香川照之(51)が、95年に結婚した元客室乗務員の妻と離婚していたことが14日、分かった。歌舞伎俳優・二代目市川猿翁(77)を父に持ち、九代目市川中車としても活躍する香川はこの日、東京・歌舞伎座公演「十二月大歌舞伎」(26日千秋楽)出演後に取材に応じ、「私の力不足」と離婚を報告した。

 中車として第1部、2部に出演後も稽古を続けていた香川は午後8時10分ごろ、歌舞伎座から着物姿で現れた。疲れ切った表情で、「今回は私の力不足。お騒がせしてしまったことを深くおわびします。申し訳ありません」と謝罪。詳細は「(妻が)一般人、子供たちの事もございます。ご容赦いただきたい。離婚をしたという事実以外は何も語らないと約束している」と言い、「力不足」と4度、「力足らず」と1度口にした。

 俳優、ボクシング解説、歌舞伎俳優と多方面で活躍する香川は多忙を極めた。関係者によると、香川が歌舞伎俳優の道を進むと発表した11年ごろから別居したといい、すれ違いが生じたと見られる。

 香川には2人の子供(1男1女)がおり、長男・政明君(12)は市川團子として舞台に立つ。子供とは離婚について深く話していないといい、母で女優の浜木綿子(81)にも「まだ話してません」とした。

 香川は来年1月に新橋演舞場で開幕する歌舞伎俳優・市川右近(53)の三代目市川右團次襲名披露公演に出演予定。約3分半の会見の最後に香川は「このことに命をかけたい」と芸事への精進を誓っていた。

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