大ブームを巻き起こしたＮＨＫ大河ドラマ「真田丸」（日曜後８・００）が１８日、１０分拡大版で最終回（第５０話）を迎える。ＮＨＫでは、看板ニュース番組「ニュース７」でも大々的に「真田丸」関連ニュースを取り上げ、高瀬耕造キャスターが「おのおの、ぬかりなく！」と呼びかけるなど、盛り上げた。

　主演の堺雅人演じる真田幸村（信繁）の父、真田昌幸の名ゼリフ「おのおの、ぬかりなく！」が「ニュース７」で飛び出した。「再放送、録画を含めて毎回欠かさず見ていた」という高瀬キャスターは「今夜の最終回、まさに『おのおの、ぬかりなく！』」と番組内で呼びかけた。

　番組では約６分間にわたり、「真田丸」の話題を放送。福井で今夏、発見されたという幸村の最期の通説とは異なる新たな史料について伝えるなど、局あげてのクライマックスムードとなっている。

　新たな史料とは、大坂夏の陣で幸村を討ったとされる越前武士の西尾久作が書いたとされる「真田に出会い、槍を合わせて討ち取り、天下様に首を差し上げた」という覚え書きで、番組では、無抵抗の幸村を討ったなどとする通説と異なる新たな説を補強する新たな史料と紹介した。

　ネット上では「今夜はニュース７の前に真田丸最終回の番宣ないなあと思ったら、何とニュース内で番宣するとはｗ」と、ニュース番組内で大胆にドラマを宣伝するＮＨＫに驚きの声もあがった。