たむけん 島木譲二さん“キレない伝説”明かす カンカンヘッドで手が血だらけでも
お笑いタレントのたむらけんじが19日、MBSの情報番組「ちちんぷいぷい」に出演し、16日に脳出血のために72歳で亡くなった吉本新喜劇の島木譲二さんの“キレない伝説”を明かした。
たむけんは、「今田耕司さんの芸歴25年くらいのお祝いロケがあったんです。沖縄で」と話し始めた。今田も吉本新喜劇に出演していた時期があり、島木さんを慕っていたことから沖縄に来てもらったという。島木さんがお決まりのギャグ「カンカンヘッド」をやった際にトラブルが起こった。
「カンカンヘッド」は金属製の一斗缶(いっとうかん)の上下を持ってひたすら頭に打ち付けるギャグ。持ちやすいように底の部分を切って穴を開けるという。切った部分をテープなどで補強して手を切ることがないようにする。
たむけんは「新喜劇のスタッフは分かっているけどロケのスタッフは知らなかった」と振り返った。スタッフには伝えたけれども忘れていたそうで、ギャグが終わった後、島木さんの手が出血で真っ赤っかになっていたという。
たむけんは「さすがにこれはキレるやろなと思った」というが、島木さんは「言うてましたがな」と穏やかに不満を言うだけだった。「手はめっちゃ切れてるのに、本人は全然キレてない」と島木さんが怒らないことを振り返った。