SMAPラスト歌唱、中居号泣、木村「ありがとうございました」
今年12月31日に解散するSMAPのレギュラー番組、フジテレビ系「SMAP×SMAP」の最終回「20年間、ありがとうございました」が、26日午後6時半から5時間特番として放送された。番組のラストで5人がヒット曲「世界に一つだけの花」を歌唱。1988年に結成した国民的グループが「ラストステージ」に選んだ場所で、28年の歴史に幕を閉じた。
最後の舞台に、5人は花の模様があしらわれた紺のスーツで登場した。中居正広は笑顔で歌いはじめ、草なぎ剛もにこやかに。稲垣吾郎は静かな表情。香取慎吾はどこか思い詰めた様子で、木村拓哉は最後をかみしめるかのように歌唱した。
2番に入ると中居の目はみるみる真っ赤になった。
歌唱後。5人は59秒間、深々と頭を下げ、別れの言葉はなく、そのまま舞台の幕が下りた。
その後、スタジオは拍手に包まれ、撮影を終えた様子が映し出された。中居はひざに手をつき、後ろを向いて泣き始め、何度も手で涙をぬぐった。ほかの4人は静かに前を見つめていた。
スタッフの「ありがとうございました」の声に、木村はやり切ったような表情で「ありがとうございました」と小さく口元を動かした。
ラスト歌唱と最後の場面の収録は12月1日に都内で行われた。この日の特番は、メンバーの生出演はなく、96年4月に発足したスマスマの名場面をVTRで振り返る形で進行。5人は31日のNHK紅白歌合戦への出場を辞退しており、5人はこの日のスマスマを「ラストステージ」とすることを明らかにしていた。