スマスマ生謝罪が民放1位…16年年間視聴率 紅白第2部・1部に次ぐ 笑点が全体4位
2016年の年間世帯視聴率の上位30番組が4日、明らかになり、解散騒動で異例の生謝罪を行ったフジテレビ系「SMAP×SMAP」の1月18日放送が31・2%で3位に入った。1位は「第67回NHK紅白歌合戦」の第2部(後半)で40・2%、第1部(前半)が35・1%で2位だった。
2016年を象徴する結果と言えそうだ。紅白歌合戦に続いての高視聴率を獲得したのは、生謝罪で世間の注目を集めたフジテレビ系「SMAP×SMAP」の1月18日放送回。2015年以降、30%を超えたのは紅白歌合戦しかなく、注目の高さを数字で証明した形だ。
この回は瞬間最高も37・2%。午後10時22分、木村拓哉が「ただ前を見て進みたい」とあいさつし、メンバーが頭を下げた場面だった。
4位には「笑点」5月29日放送回が食い込んだ。春風亭昇太が初司会を務め、新メンバーとして林家三平が登場したことで注目を集めた。視聴率は28・1%だった。
その他、上位30には箱根駅伝や鹿島が善戦したクラブワールドカップ決勝、プロ野球日本シリーズ第6戦、リオ五輪など、スポーツ中継が9番組と、約3分の1を占めた。
ドラマでは、4月2日に放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」最終回が27・0%で7位となったのが最高だった。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区。なお、12月31日の「NHK紅白歌合戦」については日報データによる)