中尾ミエ、合計年齢209歳レビューに意欲 「高齢者でも元気なところを」
歌手の中尾ミエ(70)がプロデュースし、自身も出演するTheレビュー「カーテンコールをもう一度!」が5日、東京・天王洲銀河劇場で初日を迎え、開演前に舞台けいこを公開し、共演の金井克子(71)、前田美波里(68)、尾藤イサオ(73)と会見した。
中尾はこの舞台をプロデュースした目的を「高齢者でも元気なところを見せたくてこの作品を企画した」と明かし、「今の若い人はレビューを知らないから」と金井と前田に声をかけた理由を説明した。3人の年齢を合計すると209歳になるだけに、中尾は自身の出演にも「踊れるのは最後のチャンスだと思った。この仲間とショーが作れてうれしかった」と打ち明けた。
昨年の12月は稽古に忙殺され、休みは31日と今年の元日だけ。正月気分を味わう余裕はまったくなく、中尾は「(稽古で)体力が限界だったので、病気にならないように、風邪をひかないようにとそればっかり考えていた」という。
来年以降の再演に、金井からは「来年はありませんから」と声も飛んだが、中尾は舞台の出来を検討したうえで「やるかもしれない」と含みを持たせた。