菅田将暉 1万6000人前に“歌手デビュー” GReeeeNライブで熱唱
俳優の菅田将暉(23)が7日、さいたまスーパーアリーナで行われた4人グループ・GReeeeNの10周年記念ライブでオープニングアクトを務め“歌手デビュー”した。主演映画「キセキ-あの日のソビト-」(28日公開)で一緒にGReeeeN役を演じた横浜流星(20)らと4人で登場し、2曲を披露。初陣にして1万6000人の歓声を浴びた菅田は「人前で初めて歌う場所が、ここなんですよ」と大興奮だった。
カメラの前には慣れた売れっ子俳優も、人生初の歌手体験は格別だった。跳びはね、顔をゆがませ、熱唱した。本業ではないのに、いきなり1万6000人規模の会場でのデビュー。充実感たっぷりの菅田は「そこを大きく書いてほしい」と白い歯をこぼした。
主演作での活動が現実に飛び出した。映画「キセキ」では、GReeeeNの名曲がいかに誕生したかが描かれる。本家の歌をカバーした菅田、横浜ら4人は、メンバーの動きや歌い方を研究。GReeeeNのプロデューサー・JINのスタジオに通い、ボイスレッスンを重ねた。
映画の枠を超えてボーカルグループとして成長したことで当初は予定になかったデビューが決定。期間限定の4人組「グリーンボーイズ」として24日にはCDデビューも果たす。
緑のサイリウムが揺れる会場の中央で躍動した菅田は「パワーがすごかったです。はしゃぎ過ぎました」と感動の面持ち。覆面グループとして活動するGReeeeNのメンバーとはライブ前に対面し、固く握手を交わしたという。
CMでのラップが話題になるなど、歌い手としても注目されている菅田。今後の歌手活動を期待する声に「チャンスや機会があり、歌いたいことがあればやりたい。自力で(さいたまスーパーアリーナに)行きたいですね。そしたら、GReeeeNさんのような景色が見られるんじゃないかと思うので」と意欲を示していた。