歌舞伎俳優・市川海老蔵（３９）が９日、日本テレビ系で放送された特番「市川海老蔵に、ござりまする。」（午後１０・００～）に出演。妻でフリーアナウンサーの小林麻央（３４）の乳がんを公表した会見の舞台裏などが明かされた。

　４回目となる密着特番。気心知れたスタッフですら、麻央の乳がんについては知らされておらず、海老蔵が会見した昨年６月９日に初めて知った。取材スタッフは会見場に向かう車に同乗。麻央は会見に向かう海老蔵に「ごめんね」と繰り返したという。

　車の中で海老蔵は、麻央が「（がんと分かってからの）１年８カ月、寶世さん（海老蔵の本名）に支えてもらって、色々我慢させた上にこんなことになって。ごめんね」と言っていたことを明かした。海老蔵は「でも当たり前ですよね（夫婦だから）」ときっぱり前を向いた。

　会見には「麻央と子供のことが心配だよね」と話し、麻央に電話。「聞かれるからさー、そこは（どうしても）」（海老蔵）などと打ち合わせする姿があった。会見では、麻央が１年８カ月前に乳がんと診断されたこと、ステージについては「深刻、ということで」と病状についても誠実に答えた。

　麻央のがんは昨年６月９日、一部スポーツ新聞が報道。海老蔵は同日、都内で緊急会見を開いた。