コブクロ歌う、サラリーマンの「心」 自らの体験生かし…福士蒼汰主演映画で主題歌

 コブクロの黒田俊介(左)と小渕健太郎
 (C)2017 映画「ちょっと今から仕事やめてくる」製作委員会
2枚

 男性デュオ「コブクロ」が、俳優の福士蒼汰(23)が主演する映画「ちょっと今から仕事やめてくる」(5月27日公開)の主題歌を担当することが13日、分かった。歌手デビュー前に敏腕営業マンとして働き、実際に“仕事やめてくる”を経験している小渕健太郎(40)が映画を鑑賞後に新曲「心」(5月24日発売)を書き下ろした。1年半ぶりのシングルは、初めてオーケストラだけで歌う新境地の一作。元サラリーマンならではの目線で映画に寄り添っている。

 映画は、60万部突破の人気小説が原作。ブラック企業で心身ともに疲弊しきった青年(工藤阿須加)の元に謎の男・ヤマモト(福士)が現れ、人生を導いていく。

 「残業代なしの長時間労働」「パワハラ上司」「自殺」など、実際に問題視されている労働状況も描写。サラリーマン経験のあるアーティストとしてオファーされた小渕が作詞作曲した。

 小渕は18歳から外回りの営業マンとして働き、21歳のころには主任まで出世し、40歳の部下までいるほどの敏腕だった。しかし、息抜きとして大阪・堺の商店街で路上ライブを始めたところ、現在の相棒・黒田俊介(39)と出会い、1998年にコブクロを結成。翌年には高卒の新卒入社から4年で“仕事やめてくる”決断をし、2001年にメジャーデビューを果たした。

 勤めていたのは決して映画に出てくるようなブラック企業ではなかったが、小渕は「無我夢中で働いていました。働くことで自分を知り、楽しい経験も数多くできました。しかし、心はボロボロなのに、身体だけで出社している様な日もあった」と明かす。映画を見て、リアルに思い出された情景と感情を曲に込めたという。

 「心」を大切な友人のように擬人化し、呼びかけるような歌詞に、福士も「感動しました」と笑顔。「登場人物の心にそっと寄り添うように書かれた詩が、演じ手の僕の心にも届き、心地よかったです」と喜んでいる。

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