持ち株会社「テレビ東京ホールディングス」は１２日、役員人事を発表した。小孫茂副社長（６５）が、代表取締役社長に昇任。高橋雄一現代表取締役社長（６５）は、代表取締役会長に就任。より一層の成長を目指し経営体制のさらなる強化を目指していくという。今回の人事に板坂裕之・広報局長「地上波とＢＳ、４Ｋ８Ｋ、配信を一体的に運営することが最大の狙い」と説明した。６月２７日の株主総会を経て正式に決定する。

　また同社は、都内で２０１７年３月期の決算会見を開き、増収減益となったことを発表した。

　リオ五輪開催や営業企画枠の再構築などタイム収入とスポット収入の増加。人気シリーズ「孤独のグルメ」、「勇者ヨシヒコ」の国内外の配信セールス、さらにアニメなどソフトライツ事業で大きな伸びがあり、売上高は１４２６億７９００万円で前年比４・７％の増収となった。一方、新社屋移転に絡む経費などがかさみ、営業利益、経常利益は減収となったという。