上西議員が不出馬会見「勝てないから」…タレント活動には意欲満々
衆議院議員の上西小百合氏(34)が25日、東京・衆議院第二議員会館で会見し、28日の臨時国会で衆院が解散した場合の次期衆院選に出馬しない意向を改めて発表した。上西氏は22日に、不出馬の意向を報道各社に伝えていた。
紫のワンピースに薄いグレーの上着を羽織って登場した上西氏は、カメラマンに囲まれて笑顔で写真撮影に応じた。そして冒頭で「来月予定されている総選挙に出馬しない意向を固めました」と報告。不出馬の理由として「野党共闘統一候補として私が立つつもりでいましたが、本日までにその環境を整えることはできませんでした」と説明した。
過去には「選挙というのは、勝つために出るもの。その時に一番当選する確率が高い、そして私の政治信条に似通った政党から出馬をしたいなと思っています」と発言していた上西氏。この日も改めて「出馬しないのは、勝てないからです」と明言し、「次の選挙は来年5月ごろだと想定していた。私の戦略ミスです」と悔恨も口にした。
一部で報じられたタレント転身ついては「私は政治家としてメディアに出た訳であって、国会に戻れるように活動していく」と、あくまで政治家としての活動が基本であることを強調。それでも「テレビが嫌いなわけではないですし、テレビ局に行くのも好きですから、タレント活動に近いことをすることもある」と満更でもない様子も見せ、「国会に戻るために、存在感、発信力、知名度を保たなければいけないので」と強い意欲を示した。
また、たびたび“炎上騒動”を巻き起こした自身のツイッターについて「私は橋下さんのやり方が好きなんです。ちょっと過激なことを言って、議論を引き出す。それによって問題点が浮き彫りになってくるから」とその効力を主張。「橋下さんもいろんな表現を使って薪をくべています。私も、これからもいろんな発信すべきことを発信していきたい」と継続することを宣言した。